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2017年1月12日 (木)

787の魅力を紹介します!シリーズ(客室内編)

ボーイング787機長 川井

Category:  パイロット

皆さま、こんにちは。ボーイング787機長の川井です。

今までの飛行機のご利用で「喉が渇く」、「肌が乾燥する」と感じたことはありませんか? 787は客室内の湿度が平均約25%と従来値の約2〜3倍となっています。この湿度を維持できる理由は、787の最大の特徴であるカーボン複合材の大量使用にあります。剛性の向上、腐食の低下に寄与するため、客室内空間や客室の窓を大きくすること、客室与圧を高くすることや適度に加湿することなどが可能となりました。今回は、皆さまが実際に体感できる客室内における787の魅力についてご紹介します。

参考)787の快適性について

初めは、機内照明についてです。LED照明の採用でさまざまな照明設定ができるようになりました。メーカー設定のほか、当社オリジナルとして以下のような設定を含め20種類以上用意されております。先任客室乗務員が季節や時間帯によって照明を決定しています。

次は化粧室についてです。787は軽量化を考慮して中折れ式の扉となっていますので、扉自体を押して入ります。トイレは手をかざすだけで流れます。タイムテーブルの機材表示がSS8、SS9の機材はすべての化粧室がウォシュレット式便座となっております。

3番目は、ビル・地下街・劇場・ホテル・駅などでよく目にする非常口方向を示すピクトグラム(絵文字)の採用です。禁煙マークの使用は既にありましたが、非常口マークは初めて飛行機に使用されました。

最後に、大きくなった窓の日よけについてです。787は電気的に暗さを5段階に調整することができます。窓枠下のスイッチを一度押すと、現在の暗さが青色のライトで表示され、白色、灰色部分を押すことによって暗さを調節することができます。システム的には、電気に反応する特殊なジェルをサンドイッチした部材を窓のなかに挿入し、電圧に応じて暗さを変化させています。因みに1段階目から5段階目の暗さにするのに要する時間は約1分です。また、客室乗務員が機内全体の窓を一斉に調節できるため、従来お客さまが就寝前に行っていたシェードを閉じる作業をすることも無くなりました。

参考までに、コックピットの正面の窓には専用のサンバイザーをその都度窓枠に取り付け、側面の窓は自動車などに使用するような日よけを取り付けています。ただし、離着陸時のサンバイザー使用は禁止されており、朝日や夕日が差し込む時にはサングラスが必須となります。因みに、側面の窓も客室同様に非常に大きくなっており、操縦席から翼端を見ることができます。

以上、簡単ではございますが如何でしたでしょうか?このほかにも客室内には、787独自の特徴だけでなくJALオリジナルの魅力も随所にありますので、ぜひともお客さまご自身で発見して楽しんでいただければ幸いです。また、冒頭の湿度、客室与圧(客室高度)に関しましても、当社一部の路線では787と他型式の両方で運航しておりますので往路、復路と乗り比べてみるのも面白いのではないかと思います。

明日の空へ、日本の翼
日本航空グループ社員一同、皆さまのご搭乗を心よりお待ちしております。

※旅コラムは、2017年1月12日時点の内容です。

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